NAS(DS218j)は下記過去記事のとおり2019年2月に導入しました、HDDもその時新調しましたので2年9ヶ月経ちます。
通常HDDの寿命は5年~10年と言われていますのでまだまだ寿命があっても良さそうなものですが。
トラブルの経緯
殆どファイルのバックアップとして使用しておりハードな使い方はしておりませんでした。
NASはネットワークドライブとして使用しており、動画ファイルをNASに保存しようとしたところアクセス権限がないとのメッセージが表示され保存できません、でもNASに保存してあるファイルはダウンロード出来ました。
ブラウザで disc_station にログインしてみるとHDDのエラー表示がありバックアップをしろとのメッセージが表示されています、一瞬青ざめました。
NASの構成は HDD:Western Digital HDD 3TB WD Red WD30EFRX 1台 と バックアップ用外付けUSB HDD になっています。
なので通常はNASのHDDが壊れても USB HDD からデーター復旧できるのですが、じつはUSB HDD 内のゴミ整理のため一度フォーマットして改めてバックアップをしようと準備していた矢先に、NAS HDD の障害が発生したためデーター復旧が出来ないのです。
よりによってそんなときにHDDに障害が発生するとは、とりあえずバックアップしなさいとのメッセージなのでバックアップすることに、NASからはファイルが落とせるのでPCに取り付けた増設HDDにバックアップ開始、NAS のファイル容量は1.3TBでしたので、手持ちの1TB HDD 2台に一晩かけてバックアップしました。
途中何個かのファイルが障害の影響を受けたのか落とせませんでしたが、それほど重要なファイルではなかったので一安心でした。
HDD を取り外し チェック
同じような症状の記事があり参考になりました。
ファイルがバックアップ出来たので disc_station 側で HDD のボリューム削除を実行したところ、1つのセクターが不良と表示されましたので取り外してエラーチェックすることにしました。
WD RED のHDDなのでWDから専用のチェックツールをダウンロードしてチェックしましたが
Western Digital HDD 診断ソフト Data Lifeguard Diagnosticをインストールしてチェックを行いましたが途中で止まり先に進みません、やはり何処か異常があるようです。
DiskInfoでSMART検査してもやはり代替処理保留中のセクター数に注意マークが出ています、しかし回復不可能セクター数の所は正常です。
以下の記事も参考になりました。
私の場合Windowsの通常フォーマットを行い終了まで6時間以上掛かりました、再度DiskInfoで確認すると黄色い注意箇所マークは全て無くなり正常と表示されました。
RAID1で再構築
正常になったからといってNASに戻すのはさすがに不安なのでもう1台HDDを購入しRAID1でNASを構築することにしました。
購入したHDDは同じくウエスタンデジタルのWD RED Pro WD30EFZX 3TB 、これとWD Red WD30EFRX でRAID1を構築しました。
DSMも最新の7.0にして、パッケージは Hyper Backup にSynology Drive Server のとりあえず2つだけインストール、また気の遠くなるようなバックアップファイルをNASに転送する作業、途中でエラーが出ないか心配しながら待ちました。
なんとか無事終了しましたのですぐに外付けUSB-HDDにバックアップ、これも時間が掛かりますがほったらかしで終了を待ちました。
これでRAID1でのミラーと外付けUSB-HDDへのバックアップで2重のバックアップが出来ました、ただ一度障害が出たHDDを使っていますのでいつ障害が発生するか分かりませんが、今のところ正常と表示されています。