3Dプリンターを最初に購入したのは8年前になります、当時は今ほど一般的ではなかったように思いますし高価でもありました。
今回購入した物が3台目になります、機能も速度も8年で進化したのを実感しました。
購入履歴
最初に購入したCreator Pro
ほしかった3Dプリンター購入したきっかけは値下がりして10万を切ったからでした。
当時はマイクロドローンのフレームなどを作成して楽しんでいました、自分の考えた物が実際に作れる魅力は絶大ですね。
Creator Proはカバーがあるので、今はABSなどの造形のみに使用しています。
大きい造形物を作成したくて購入したEnder-5 Plus
次に購入したEnder-5 Plus、大きめの造形物を作成したかったので購入し、いろいろと改良も試みました。
静音化もして静かだったのでこれをメインにして使用してきました、ちなみにCreator Proは結構うるさいです。
しかし、大型であるので消費電力も大きくまた造形に思ったより時間が掛かり、電気料の値上がりもあって長時間の造形に躊躇するこの頃です。(^_^;
また、作成する造形物も小さな物がほとんどで大型の3Dプリンターでは不経済です。
3台目のEnder-3 V3購入
そんなとき目に付いたのが CREALITYのEnder-3 V3です、CoreXZ タイプで高速、レベリングも自動で煩わしさもなく、消費電力もEnder-5 Plusの約半分、セール期間で割安になりさらにおまけ付き、ふところをを考えずに即ポチってしましました。
購入手続きから2日で届きました、仕様は以下の通り(Crealityのページからの引用)ちなみにおまけはPLA(青)1Kgでした。
Ender-3 V3 を使ってみた
試し造形をしてみました
標準速度でも今までより3倍近い早さです、高速な故に振動が半端ないし動作音も大きい、しかしそれにも増して早さは魅力です。
スライサーは Criality print を使用しました。
定番のボートを造形してみました、爆速の600mm/s です プリンターの振動も半端ないし動作音も結構あります。


白なので見にくいですが綺麗にできています。
Crialityのクラウドからダウンロードした卓上小物入れを標準の300nn/sで造形してみました。
大きさは170mm×170mmくらいのものです、色違いがあるので4回に分けて造形しました。


積層痕も目立たなく綺麗に出来ています、時間は合計8時間36分でした、同じクオリティーでEnder-5 Plus では丸一日以上かかると思います。
使用した感想
振動と動作音はそれなりに
早さ故標準速度でも振動はそれなりにあります、しっかりしたテーブルに設置しないと振動で物が落ちます。
動作音も同様です、静音化したEnder-5 Plus と比べると雲泥の差ですが早さは魅力です。
フィラメントの絡まり
印刷開始前のレベリングなどにおいてヘッドが上に移動するのでそれにつられてフィラメントが出ますが、ホットベット位置に戻ったときフィラメントに弛みが出ます注意しないとボビンから外れ絡みつきます。
絡み防止マテリアルラックが付属されてますがボビンから出たフィラメントには効果がありません、特に新品のフィラメントがボビンからは外れやすいので造形が開始されるまでは注意が必要です。
エクストルーダーが高い位置から下がったときにボビンを回して弛みを取ることが必要です。
私は絡みつきで印刷ミスを何度か経験しましたエクストルーダーの引張り力が半端なくありますので下手をするとマテリアルラックが折れるかも。
早さは魅力
振動や動作音はそれなりにありますが速度は最大の魅力です、試作品などは早く造形して確認したいものですねそんな時はクオリティーは犠牲にして最速の600mm/sで時間短縮出来ます。
標準速度300mm/sでもEnder-5 Plus より積層痕も少なく仕上がりも綺麗で時間も三分の一で済みます。
オートレベリングは手間いらずで最高です、紙を使っての面倒なレベリングは無くなりほったらかしでOKです。
以上衝動買いに近い買い物をしましたが正解でした、今後これをメインで使用して行きます。