もうかれこれ5年以上前になりますが、外の気温を知りたくて屋外に温度計を設置しBlynkを使用してスマフォで見ていました。
2022年12月31日でBlynk_legacyが終了してしまい使えなくなり Blynkは諦め、昨年の5月頃 Raspberry Pi Pico W を使用して屋外温度計を作成しました。
しかし、これはPC版の使用に特化しておりスマフォでは見にくいものでした。
Blynk の使用は諦めていましたが、 Blynkローカル サーバーを稼働させてBlynkを使用しているブログ記事を拝見し、同じような記事を検索して見た結果自分でも出来そうなのでやってみようと思います、もっと早く気付けば良かった。
参考記事
Blynk ローカルサーバーについて書かれています。
こちらはWindows版Blynkローカルサーバーについて書かれています。
Blynkローカルサーバーをダウンロード出来るGithubです。
スマフォのBlynk legacy 版 apk をダウンロード出来ます。
https://apkcombo.com/ja/blynk-legacy/cc.blynk/download/phone-2.27.34-apk
Raspberry Pi を使用して構築する
Blynkローカルサーバーは古いラズパイでも可能らしい。
このサーバーは軽くて非力なラズパイでも運用できるらしいので、手持ちのRspberry Pi 3B を使用して構築することにします。
最近はラズパイも高騰してますね、SDメモリは16GBを使用します必要な物はこれだけです。
構築手順
詳細は参考記事をお読み下さい解りやすく書かれています、ここではインストールした順序だけ書きます。
1. ラズパイに最新のRspberry Pi OS をインストールします。
・ インストールにはRaspberry Pi Imager を使用すると簡単です。
・ WiFiの設定後OS のアップデートを行い、SSH VNC を有効にします。
・ PC側にもVNCをインストールします、私は Real VNC Viewer を使用しました。
・ ラズパイを固定IPアドレスに設定します。
以上でラズパイの初期設定は終了。
2. Blynkローカルサーバーのインストール
・ PCからVNCで接続して設定をしました。
・ ラズパイにJava 11 をインストールします。
・ Githubからblynk-server 最新版をダウンロードしインストールします。
・ blynk-server 自動起動の設定・mail.properties・server.propertiesの設定をします。
・ Blynkローカルサーバー管理画面へのアクセスは、設定したサーバーの固定IPアドレス:設定したポート/admin
例 192.168.0.10:9443/admin
ID:admin@blynk.cc
Pass:最初にBlynkローカルサーバーを起動したときに表示されるPassword
でログインする。
使ってみる
Blink ローカルサーバーが起動出来たので屋外温度計を作成してBlynkで表示させます。
新しいユーザーを設定する
・ ラズパイの /home/pi/Blynkフォルダーを開き、admin@blynk.cc.Blynk.user ファイルをコピーします。
・ 自分が使用したいメールアドレス.Blynk.user にリネームして、テキストエディターでファイルを開きadmin@blynk.cc の所を自分の使用したいメールアドレスに変更します、また "isSuperAdmin":true⇒falseにし同じフォルダーに置きます。
・ サーバーの管理画面でパスワードなどの変更が出来ます。
Blynkローカルサーバーにアクセスするように設定する。
・ 以前作成した屋外温度計のスケッチを修正して使用します。
・Projectを作成したときに発行されるAUTH_TOKENを設定。
・温度計のスケッチを開きBlynk.begin(auth, ssid, pass, IPAddress(192.168.***.*** ), 8080); のようにサーバーのアドレスに設定。
屋外温度計は新たにESP-Wroom02とBME280 を使用して作成しました。
WEP-Wroom02 を久しぶりに使用しましたので、プルアップとプルダウンの抵抗を入れるのを忘れ動かなくてハマりました。
スマフォの画面です、やはりBlynkは見やすいですね。
Blynkで前のように屋外温度が見れるようになりました、今朝は風が強く寒かった。(*^o^*)